Destino-sailing

セーリング競技規則やレース運営を中心に、セーリングライフについて書いています。

付則とは

推進方法のOKなこととNGなことを書きましたので、関連する付則Pという規則(前回もちょっとだけ紹介しました)についても確認しておきたいです。

 

が、その前に、そもそも付則とは何か?を先に。

RRSの基本構成の回でも少し触れましたが、付則とは、付帯的な規則のことで、序文に以下の記載があります。

 

序文

セーリング競技規則』は、2つの主要な部分に分かれている。第1の部分、第1章ー第7章は、すべての競技者にかかわる規則からなる。第2の部分、付則は、規則の詳細、特定の種類のレースに適用される規則、および一部の競技者または競技役員にのみかかわる規則からなる。

 

付則

付則の規則が適用される場合、これらと矛盾する第1章ー第7章の規則及び定義に優先する。それぞれの付則は文字により特定される。付則の規則を引用する場合、文字と規則番号を含める。(例えば、「規則A1」)。IOQの文字は、本書において付則を指定するためには用いない。

 

前回までに記載してきたことは、全て序文に書かれているところの「第1の部分」の「章」の部分の話でした。

「第2の部分」は、付則です。どんな付則があるかを知っていれば、レース運営の際や、該当するケース・レースの際にその付則部分を見ればよいので、紹介しておきます。

付則A 得点

付則B ウィンドサーフィン・フリート・レース競技規則

付則C マッチ・レース規則

付則D チーム・レース規則

付則E ラジオ・セーリング競技規則

付則F カイトボーディング競技規則

付則G セール上の識別

付則H 衣類と装備の計量

付則J レース公示と帆走指示書

付則M プロテスト委員会に対する提言

付則N インターナショナル・ジュリー

付則P 規則42に関する特別な手順

付則R 上告と要請の手順

付則S 標準帆走指示書

付則T 調停

 

この中の、付則P 規則42に関する特別な手順 というところを次回に書きたいと思います。