リアルとバーチャルの狭間で
20数年前に始めて海に出て以来、ヨットを始めていなかったら出会えなかった人に出会うことが出来、住んでいる・育ってきたところに限らない世代を超えた国内外の友人ができました。セーラーの友人のおかげでよりヨットの世界が広がり、そして友人を介しての輪はセーラー以外へも広がり、私の人生を豊かにしてくれています。
それが、セーリングをやっていて一番良かったことと言っても過言ではないです。
そして今はネットのおかげで遠近関係なく、人間関係を育てていくことが出来ます。バーチャルレガッタで仲間と会えたり、メディアやSNSのおかげで世界のセーリングニュースを共有でき、仲間の活躍を知ったり。また、人間関係だけでなく、レース運営上も抗議の提出をアプリで出来たり、審問をzoomでやったりと、世界中どこにいてもセーリングに関わることが出来ます。
オンライン化するセーリング界に賛否両論あるでしょうが、それ無しに豊かな情報が得られないのも事実です。とは言えリアルに勝るものもなしなので、両輪で海原に出て行くというのが一つの解かもしれません。
さて、正にそんな両輪を媒体となってセーリング界を支えてくれているものの一つが日本ではKazi誌でしょうか。
実は今までもにも何度か顔出しさせてもらっていますが、今月号(2021年07月号)にも協力させていただきました。
今回のKazi誌のメインは「夏と言えばクルージング!」という特集です。
レースについてばかり書いているこのブログですが、クルージングも私にとってはとても楽しいセーリング活動の一つです。
一人でも多くの方が、海に出て風を感じてセーリングすることの素晴らしさを経験してもらえたらいいなぁと願っています。