Destino-sailing

セーリング競技規則やレース運営を中心に、セーリングライフについて書いています。

B節

TCからのプロテスト

権威あるレガッタでは、抗議が多数出るのは当たり前のことです。 今回のオリンピックもいくつも出ていますが、通常の国内のレガッタではレアな抗議が出ていたので、こういうケースが無いとなかなか紹介できない規則について書きたいと思います。 それは、テ…

避けていなければならない時

今回は、あちこちの規則に散見されるものの一つ、「避けていなければならない」をまとめて紹介します。 1つ目のグループは、基本の基でやったところ。復習です。 A節 航路権 10 反対タックの場合 ポート艇がスターボード艇を避けていなければならない。 11 …

航路権 規則17 続き

小難しい規則17の続きです! さて、規則17のルールが除外される状況についてが規則17の後略部分に書かれています。 (前略)ただし、その風下艇がプロパー・コースより風上を帆走することにより、直ちに相手艇の後方となる場合を除く。(後略) 規則17のケー…

航路権 規則17

今回は「基本の基」でひっかけ問題(以下、再掲)に出てきたルールについて。 E 上マークからサイドマークへ激しく上り合いして帆走していたところ、前を帆走する艇に追いついたので、風下側の2艇身の位置にオーバーラップしたところ、風上艇がかなり風下側…

基本の基~スターボ!と下!~続き③

図らずも、基本の基が③まで来てしまいました。基本は大事なので仕方ないです・・・。 さて、前回までは避ける、避けさせる、避けなければならない、という話でした。(避けなければならない規則は他にもあるので、それは別の回にまとめて復習したいと思いま…

基本の基~スターボ!と下!~続き②

基本の基のA節航路権には、もう少し続きがあります。 13 タッキング中 艇は、風位を超えた後クロースホールドのコースになるまでは、他艇を避けていなければならない。この間、規則10、11および12は適用されない。2艇が同時にこの規則に従わなければならない…

基本の基~スターボ!と下!~続き

前回の続きです。 復習かねて、クイズと回答を再掲します。 以下A~K、自分が艇団の中盤でマークラウンディングしている中でのケースをイメージして考えてみてください。 ※マークは上・サイド・下マークが風位に対して適正に設置されている。 ※風速8~10knot/…

基本の基~スターボ!と下!~

RRSの基本構成の回でも紹介した超基本のところに入ります! 第2章 艇が出会った場合 A節 航路権 ヨットに乗り始めて、一番初めに教わることは、この航路権かと思います。基本の基。 ディンギーであれば、スロープから艇を浮かべて乗り込んだ瞬間から、このル…