Destino-sailing

セーリング競技規則やレース運営を中心に、セーリングライフについて書いています。

RS:Xより

せっかく毎日オリンピックを観戦しているので、その中からRRSの読み方的なところを何かお伝え出来たらと思い、可能な限りブログ更新をしたいと思います。

今日はRS:X、ウィンドサーフィンについて書きます。

 

ウィンドサーフィンはセーリング競技の一つです。1984年ロサンゼルス大会からセーリング競技(当時の呼び方は「ヨット競技」)の一つとして加わったようです。現在採用されているRS:X、2008年北京大会から採用されました。

 

ウィンドサーフィンについての規則は、RRSの付則Bに記載されています。

※ちなみにウィンドサーフィン自体にはスラロームやフリースタイル等の種目もあるので、付則Bに書かれているものはオリンピックのセーリング競技で行われているようなフリートレースでの競技規則となります。

 

付則B ウィンドサーフィン・フリート・レース競技規則

 

この中に、ウィンドサーフィンでのレースに適用される規則、つまり定義の変更や第1章~第7章までの規則の変更について、書かれています。

 

例えば、スタートについてはウィンドサーフィンはビーチ・スタートのケースがあるので、それがルール化されていたりします。

 

B3 第3章の規則の変更

26 レースのスタート

規則26を次のとおり変更する。

 

26.3 方式3(ビーチ・スタートに適用)

(内容省略)

 

オリンピックのレースでは他の艇種と同じやり方のスタートが採用されていますが、他にも方式がありますし、これ以外にも変更されている規則がありますので、ウィンドサーフィンでレースに出ようと思う方は、出場前に付則Bを一読しましょう!

 

さて、ヨット乗りが初めてウィンドサーフィンのレースを見て、一番違和感を感じるのはマーク・ラウンディングのシーンではないでしょうか。

うわわわ・・・マークに張り付いてる・・・と。

 

B3 第3章の規則の変更

31 マークとの接触

規則31を次のとおり変更する。

ボードはマークに接触しても良いが、つかまってはならない。

 

初めてこの規則を知った時は、へ~~~と思いました。ウィンドサーフィンならではの規則ですね。

 

※本ブログはヨット乗りがヨット乗りの目線で書いているので、ウィンドサーフィンからセーリングを始めている方、同じ「セーリング競技」なのに・・・と思われたらごめんなさい。ウィンドサーフィンについては私も勉強しながら書いていきますので、特別扱いになってしまうことをご了承ください。