東京オリンピック2020始まりました
東京オリンピックが始まりました。そして今日からセーリング競技がスタート!
リアルタイムで超高性能カメラの映像をライブで見ることが出来るなんて、今回のオリンピックが初めてです。
各艇にリアルタイムライブ配信用のカメラが積んであって、空中からの撮影もされていて、すごい・・・。これから毎日PCに釘付けになりそうです。
私は470のメダルレースの観戦チケットを入手していたのですが、無観客になってしまい残念に思っていました。でもこれなら会場に行くより近くで、それもリアルタイムで見られる!
これは思ってもいませんでした。技術の進歩と、それに携わる方々に感謝です。
さて、今までこのブログに書いたことを読んだ方の中には、オリンピックのレース映像を見て「??」と思うこともあるかと思い、一旦、ブログの本筋の話はおいておいて、気付いたことを書いておこうと思います。
初日の今日はまず、スターティングシステムについて。
これは、前回のリオ五輪の時からだった(私が気付いたのがリオだったかもしれません)と思いますが、規則26に記載されたやり方ではないレース信号旗が採用されています。スタート信号の時刻を表す方式が、信号旗の掲揚・降下で5-4-1-0で示すのではなく、数字旗で分のカウントダウンが表示されています。
※通常のやり方はレースの帆走>①スタートの回をご参照ください。
25.2 『レース信号』に記載されている視覚信号と音響信号の意味は、規則86.1(b)に基づく場合を除き、変更してはならない。他の信号を用いる場合は、その意味をレース公示または帆走指示書に記載しなけれればならない。
SIを確認したところ、12.4に記載されていました!
TOKYO 2020 SAILING INSTRUCTIONS
ただでさえ分かりづらいセーリング競技、その中でも分かりづらいスタートも、この方式だとテレビ放映等で観戦する一般の方々にも分かりやすくて良いですね。
せっかくなので、競技規則の変更のやり方等について、紹介しておきますね。
86 競技規則の変更
86.1 競技規則は、その規則自体で認められているか、または次の場合を除き変更することはできない。
(a) 各国連盟規程では、競技規則を変更することができる。但し、次の規則は変更することができない。
・定義
・基本原則
・序文の規則
・第1章(基本規則)、第2章(艇が出会った場合)、第7章(レースの主催)
・規則42(推進方法)、43(免罪)、47(ごみの処分)、50(競技者の衣類と装備)、63.4(利害関係)、69(不正行為)、70(各国連盟への上告と要請)、71(各国連盟の裁決)、75(大会への参加)、76.3、79(分類)
・以上の規則のいずれかを変更している付則の規則
・付則H(衣類と装備の計量)、N(インターナショナル・ジュリー)
・規則6.1に記載されたWorld Sailing規程の規則
(b) レース公示または帆走指示書では、競技規則を変更することができる。ただし、規則76.1、76.2、付則R(上告と要請の手順)、または規則86.1(a)に記載された規則は変更できない。
(後略)
※規則76(艇または競技者の排除)